死への恐怖が低下する方法

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死にたくない!と強く思う人がいます。

(誰もが、でもない時代・・・)

私の母が癌になったときに異常に怖がっていたんです。。。

病気をすれば死を意識するので当然これも強まります。

が、母は本当に「死にたくない!」というのが強くてその不安のせいか抗がん剤のせいか

病状はどんどん悪化していきました。

それなのに一時的にとてもよくなったときがあります。

あることをすると恐怖が低下してまるで別人のようになったんです。。。

そして、不安はこの思いがあるから、でした。

その思いとは

「孤独感」

です。

病院にいるときはどんどん悪くなっていったのにもう最後かも、というときに一旦孫もいる姉の家で介護したとき、なんとすごい元気になったんです。死にそうだったのに!

そういえば、入院を繰り返していたころ、一度カーテンで仕切らない部屋になったことがあります。みんなでいつもおしゃべりをしていました。すると母もまるで別人!生き生きと話している姿に「もしかして治っているのか!?」と思うくらいすごく良くなったんです。

ところがまたその部屋を出るとあっという間に病状悪化。

わかりやすいよ、お母さん(笑)

母が闘病中(この言葉もう使いたくないけど)、この孤独感ってなんだ?と思い、これは母の幼少期が何か鍵かな?と見立てて、母に聞いたことがあります。

「お母さん、子供のころの話し教えて」

すると母は黙ってしまい、涙ぐみながらこう言いました。

「思い出したくないね」

私が中学1年生の時、母は乳がんになりました。そのとき、ちょうど父方の母を引き取ったときです。いろいろなシーンと母の孤独が一致していきました。

孤独が母にとって一番の恐怖でそれを感じたときに癌になっている母。

死因となった今回の癌も父の介護をしていて誰も母の孤独感を共有してあげる人はいなかった…これはあくまでも母のケースと私の直感なので皆さんに当てはまるとは限りませんが私は紐づけて腑に落ちました。

「死にたくない!!!」と癌=死、という世代の母はとにかく死ぬことの恐怖に苛まれて、その恐怖で死んだといっても過言ではありません。

とにかく「死にたくない」が口癖でした。頑なでした。怯えていました。。。そして、一人になることをとっても嫌がっていたんです。。。母にとって孤独=死、でした。

しかし、この恐怖が低下した時があります。

それは私は母にリフレクソロジーをしたときです。

リフレクソロジーをするとどうしようもなかった胃痛もなくなり、母も般若から穏やかな顔に。。。ほんと、わかりやすい(笑)

リフレクソロジーの作用については次回また詳しく話しますが孤独感、恐怖=死、ということで死ぬことを和らげるのは「生」を感じることです。さて、ではその方法とはなんでしょう?

 

それは

 

肌に触れること(タッチング)

 

です。

人間は体温が下がると生命の危機を感じます。

そして、社会との分離、つまり孤独を感じると恐怖を感じ、ストレス反応が出ます。これは生きるための反応です。不安は自分を守るためにあります。

しかし、多すぎるとストレスが勝ってしまい身体や心へ支障が起こります。

皮膚は自分と外界を分けている、あるいは感じている場所。

ですから触れることは社会とのつながり、他者とのつながりを感じることができ、孤独感が軽減します。

孤独、分離がなくなると精神が安定し、ホメオスタシス(体温、自律神経、血圧、、、)が安定します。これが健康な状態。

ですから症状も安定するんです。

生きることができるという無意識から、肉体からの安心感で安定するんですね。

※緩和ケア、終末期ケアにタッチングをすると精神的な安定があるので介護のストレス(母とのやりとり・・・病気になってとてもイライラ精神状態が異常になってました)にとても役立ったんです。

触れる、それだけでいいんです^^

死への恐怖は無くさなくても大丈夫です。ただ、死を見つめることは生を見つめることです。そこへ心を通わせてみること。

何か不安はありますか?スキンシップ足りてますか?触れられることに抵抗ありますか?きっと無意識は触れてほしいと叫んでいるからこそ否定しているかもしれません。。。

触れることのメカニズムは「オキシトシン」という脳のホルモンがカギとなっています。それは各講座でお話ししています。

触れる、タッチング、スキンシップ、、、これを伝えるのが私の天命です。

そして、来年この分野での新しいお仕事が始まります!!!詳細決定したらお知らせしますので待っててくださいね^^

 

ただ触れる、ではない点もお伝えしていきます。これからも^^

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1/27

まじめなセクシュアリティのお話し会

https://resast.jp/events/311810

1/27 ハンドリフレクソロジー無料体験会

https://resast.jp/events/311819

2/3

医学&スピリチュアルから観た女性の身体トラブル

https://resast.jp/events/312197

双葉お茶会(瞑想やお話

本質への気づき「カフェ・プラクティス」

毎月第3木曜日 19:00-21:00

https://www.reservestock.jp/page/event_series/28876

クライエントの死~看取り

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ホリスティックスタジオ・リケア長浜です。

日曜日のリフレクソロジー勉強会でクライエントの死について話がありました。

緩和ケアや患者さんにリフレクソロジーを施術させて頂いているとクライエントさんの死と立ち合うときがあります。

心の準備と緩和ケアだからこそできること、注意すること、、、

普段の施術とは違う意識が必要になってきます。クライエントとの関わり方も・・・

緩和ケア(重い病を抱える患者やその家族一人一人の身体や心などの様々なつらさをやわらげ、より豊かな人生を送ることができるように支えていくケア)において自然療法であるリフレクソロジーはとても有効なセラピーだと心底実感しています。

「リフレクソロジーが何かを起こす」のではないということはご存知の通りですが終末期の緩和ケアとしては患者さんが、クライエントさんが、良くなることをセラピストが目標にするとか変えるとかではなく、クライエントさんがリフレクソロジーを受けたことでご自分の中でご自身が何かを見つけて頂く、感じることができたらいいな、と思っています。

これは母の話ですが抗がん剤や放射線治療の副作用であっという間に痩せ、衰弱して動かせない身体や薬も効かず一気に浮腫んだ足、、、各種の症状を抱えて、死との不安や抵抗感を抱えて、痛みと闘っていたあの時間。生きた心地がしなかった一年半。

その中で薄れていく「生きている」という実感・・・自分の身体が自分じゃないような感覚のまま死にたくないという虚しさ、口惜しさ。「情けない」と常に口にしていました。それを聞くと何もできない(十分出来ていたのでしょうが)ことに苦しくなりました。

けれど、そんなときにリフレクソロジーをすると「あ~、きもちいいなぁ~~~~~♪」と心から喜んでくれて、痛みも和らいで心も軽くなる、と言ってました。こちらも何か施すことができることで安心できていました。

数年間、癌の末期のクライエントさんとの最後のリフレクソロジートリートメントの時も彼女はこう言ってくれました。涙ぐみながら、

「柔らかい手だな~~~ほんとうに。。。あー・・・キモチいい。」と深呼吸していました。

これがリフレクソロジーができること、なんだと思うんです。そして、これがケアで大切なことです。感じることは生きること。今を感じること。

ケアというのは黒いものを白くすること、病気が良くなることではなくて、どうその方のこころ、病気、人生、生き方に寄り添えるか。特に緩和ケアの方はこれまでの人生が肯定できるような気持ちになる、ということってとーっても大切だと感じています。(母はずーっと苦しんでましたが・・・リフレクソロジーしているとき以外は)

今の状態を感じること、受け入れられるということの素晴らしさ。

リフレクソロジーは本来の状態へ戻してくれる、という自然療法です。治療ではないんです。でも、だからこそ自分の力を感じたりあるがままを受け容れられることができる手助けをしているような気がします。

病気自体をどうにかするのではなく、身体からの変化や調和によって「死」や「生」をクライエントさんが受け止められるってどれだけ心の支えになることか・・・計り知れないですね。

それを何度か目の当たりにしてリフレクソロジーをやっていてよかったなと心底思うのです。。。院内ボランティアの透析患者さんとの関わりにおいても思います。

終末期は治療による(治療されていた方は)様々な副作用や身体の症状が出ていたり、感覚機能が衰えていることがあります。そのため、匂いに敏感になる方にはアロマなどは使えないためリフレクソロジーは私の母の介護の際、とても役に立ちました。(香りが苦手な父や姉にも)

そして当然のことですが、終末期は身体もかなり衰弱しているためトリートメントには最新の注意を払わないと行けません。普段と同じ施術ではなく医師との連携も必要です。

終末期のため偶然にもトリートメント後に死亡されるケースもあることがありますがこれは覚悟しておかなくてはいけないことです。

トリートメント直後による死亡の場合、トリートメントが誘因となり亡くなったのでは?とどうしても頭によぎることがあるでしょう。それは稀ですし、そこは追求することではないかな、と思います。でも、「元に戻る」ことは身体にとって最高の状態でそれが自然です。

より良いトリートメントができていれば、それに勝るものはありません。セラピストの手とクライエントさんの足(手)とつながりによって、エネルギーが循環して、心が通ってお互いの関わりによって安心感などの何らかの心地よさを感じてもらえること、、、。

リフレクソロジーによって巡りが良くなって、身体の機能が動いたとき「生きてるんだ」ってクライエントさんが思えることって浮腫みが一時的に改善されるよりも、何よりも尊いなーって思うから、それを感じてもらえる施術をしていきたい。

死の淵にいるとき、とても怖かったり、孤独になる。覚悟ができた人は恐れはなくなるようですがどちらにおいても誰かが傍にいたり、一緒に寄り添ってくれていると感じることができているのは「死」自体をサポート(後押しではない)しているような気がしました。

そんな活動ができたら、一人でもいいから感じてもらえたらいいな~と思うし、家族が看取りとして出来たらより一層いいな~って思うのでホームリフレクソロジストを沢山作りたいんです!!!介護だけじゃなくて家族全員にも自分にも使えるしね^^

あと、これだけは忘れないでほしい。病気も死も悪じゃないし、そういう人を「無力な人」と思って接するのだけは本当にやめたほうがいい。誰も無力じゃない。無力だと思うから「可哀想」とか言葉を選んでしまったりする。。。って、私もまだまだだけどね。

 

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毎月第3木曜日 19:00-21:00

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