(アメブロからお越しの方は★からお読みください)
心と身体、つながっていると最近よく聞くようになりました。
一般的に広まってきたことはとてもいいことです。
でも、こんな風に思っていたらちょっと待ってください。
体をいくら調べても分からない→メンタルが原因
という単純で安易な結論を出さないでください。
どちらかに問題がある、ということではありません。
だって、つながっているんだから(笑)
なぜ、心と身体がつながっていると言われるのか?
すべて関係していてそれによる根拠をなんとなく、ではなくしっかりと説明できますか?
★
シンプルに言えば、私たちセラピストはクライエントの痛みや悩みを解消するために存在しています。クライエントの需要は「解決」に他なりません。
ところがいくら施術を行っても改善しなかったり、背景や色々なものから「身体ではなくメンタルのほうかな?」と判断(推測)することもあります。(それを伝えるか否か、それが必要かどうかは別の問題として)そういった見立ては非常に重要。単に施術だけしているのでは当然ありません。
治そう、なんとしかしようという余計な念も行為はご法度ですが基本のやるべき”仕事”は行います。
逆にメンタルセッションでお越しになった方でも身体のケアのほうが必要だと思えば促します。身体のケアで心が安定することがあります。
心と身体がつながっているというのはもう皆さんなんとなくお分かりの方が多いと思います。が、文頭に書いたように「身体じゃないから精神的なことが原因だ」というのも本来の意味から外れています。どちらか、ではないですよね。だって、つながっているんですから(笑)
どちらから生まれて・・・という卵か鶏か?の問答のようなことがこの世界は多いのですがどちらからという答えは必要ないんですよね。
すべて循環しているから
どちらも大事でどちらも影響していて別々ではないということ。
さて、ではなぜそういったことが言えるのか?伝統医学ではスピリチュアルな観点もあったり、この宇宙の物質の一つとして人のカラダも観ていますがそれを正しく語ることは専門ではないのでここでは控えます。
今日は私がお話できるもう少し一般的に基礎的な論理を生理学上で説明しながらつながりを見て行きたいと思います。
生理学的な精神と身体のつながり
簡単に書くとこんなことにつながりがあります。。。日常でこんなことはないですか?
・緊張する⇒手足が震える/手足に汗をかく/脈が速くなる/喉が渇く
・驚く⇒心臓がバクバクする/脈が速くなる/声が出る
・イライラする⇒頭痛がする/貧乏ゆすり
・怒る⇒血圧が上がる/顔が赤くなる/モノに当たる
・泣く・嘆く⇒涙が出る/うつむく/免疫力が低下
・落ち込む・落胆⇒めまい/くらくらする/姿勢が悪くなる
・忙しい⇒呼吸が浅くなる/疲労感
・嫌いな人と話す⇒顔がひきつる/腰が引ける
・ストレスをうける⇒扁桃体が反応する、副腎からストレスホルモンが分泌される
などなど挙げればキリがありません。
解剖生理学を学ぶと本当に感動します!神秘的✨
37兆個の細胞が(60兆個から訂正されましたね)この一瞬、臓器が常に私たちが生きることを助けて、いや、勝手に動いて生かされているんです。肉体が借り物というのは納得^^
緊張して手足に汗をかくのは自律神経のしわざです。いやおかげです!(笑)交感神経が汗腺を刺激して、汗をかいて緊張を解こうとしてくれているのです。
肩こりだって、守るためです。姿勢を保つために他の筋肉をつかってその場をしのいでくれて。。。でも、苦手な人から腰がひけるのは無意識で行っていることも多く、こういう場合腰痛になっている場合は単なる腰痛ではなくこれこそ心の精神的な要因がありますからいくらマッサージや整体で治しても根本的な原因にアプローチしないと意味がありませんけどね。
さて、怒っているときは交感神経が働き、血圧を上げて戦える準備をしてくれます。または血液がよく流れて滞ることのないように・・・
このように色々なことに対応して、適応させています。
正常な状態を常に保ち、健康で生きることができるために働いてくれています。
人は感情を持ち、感覚を持ち、外界や過去の習得から得たことで現在の情報を判断して必要なものをとらえ、不要なものや危険なものから自分を遠ざけるように無意識に行動します。
無意識に行動する理由は意識にいちいち挙げて選択していると遅いからともいえるでしょう。それでは命の危機があるからです。自分の命を守ることが最優先ですし、いちいち考えていたら生きて居られないのです。
ただし、これはすべてが自分に必要でないものもあります。それはその時は必要であっても後から必要でなくなるから。人間という者は状況が変わるものですからね・・・
するとそれを持つことによって逆に苦しくなることや苦しいと感じることができるようになってきたり、、、と直面化したり、症状として現れたりします。不要になったときも。
私たちは肉体があるからこそ、こういった様々なことを肉体を通してメッセージをもらい、気づきを得ています。
あまりに負荷がかかりすぎてバランスが崩れると身体か精神に症状が出ることがあります。それらは別々ではなくつながっていて、どちらもケアが必要。。。というかアプローチできる。
トラウマなどの深い心の傷があったとき、あるいは感情自体が筋肉に蓄積、記憶されることもありますが心と肉体は繊細な微細なシステムでバランスを取ろうとしてくれているんです^^
そしてそれらは基本的には自然治癒していく。。。心身ともに^^(素晴らしい!)
守られていることを忘れずに心身どちらへも労わりの気持ちを持ちたいですね^^
原因がわからないと治療しようがないと思いがちです。でもそれは違うと思うんです。。。
どちらか、という判断よりも大切なのは都度身体の声、心の声を聞く時間で色々やることが自分との対話になる。確かに痛みや症状は嫌なものですがそれすら自分から出た慈愛さ。
そこを忘れてただ原因を探して消そうとするよりもそこを降参してじっくりと付き合う・・・あるいは今までやってきたことを振り返ってみる・・・そんなことが「わたし(=のこころとからだ」からのメッセージなのではないか、、、と思います。
生きることは大変ですが、それこそ面白いだと思います。自分との向き合いが人生かと。
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